50代の恋愛観

年齢を重ねると社会に貢献する活動がしたい。

そういう声も聞かれます。

営利目的の仕事は本業で十分。

副業や別のところで社会貢献活動を行いたいということ。

現地で学校建設や学業の支援活動などをサポートする会など。

 

さまざまある中で、ドクターとして、いままでは開院なさっていたけど、

もっと現地で医療を受けられず困っている方のサポートをしたいと。

自宅や病院を整理して、単身で海外へ。

 

もう奥様は、くも膜下出血で40代という若さで亡くなる。

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写真が趣味で、アフリカの大地を転々として病気の人を見て回る。

たまたま、ガーナに立ち寄り、首都のアクラで写真を撮影していたところ、

病気で倒れこんだ人を病院まで運ぶことになりつきそう。

急性腹膜炎らしく、医者がなかなか診断に確証がもてないでいたとのこと。

そこに、たまたま息子が怪我をして病院に付き添ってきていた

アメリカ人の女性医師と出会うことになる。

 

そんな絶秒なタイミングで、

そこで彼女と一緒にその緊急患者の手助けをすることになったそうです。

患者の処置が終わり、「じゃあ、旅を楽しんで」ということで、お別れに。

 

なーんだ、そこからの続きはないんだ。

 

実はそこから、Facebookで日々のことをアップしていた。

 

知り合いの医師がインドにいること、

来週にはそこにいくことを書き込んだところ、

彼女からメッセージが飛んできたそうです。

インドで学会があるため、もしよければ立ち寄りませんか?と。

 

なんだか、国際感覚あふれる話。

 

インドで会って話が医療や福祉など、

いままで活動してきたことなどをカフェで話し込んだそうです。

はるか日本よりも暑いインドで熱い議論もすごいなあ。

日本とアメリカの医療の違いや多少の考え方は違えど、

人を救う仕事という意味では、同じ価値観が根底にあるので、

お互い尊敬しあうように会話がはずんだそうです。

 

家庭の事業で一度日本で帰国することになり、

日本の京都に戻る。

彼女が、書道に興味があると以前言っていたことを思い出し、

書道で書いた色紙を送ったそうです。

 

「君がため、春の野に出てて若葉摘む、わが衣でに雪はふりつつ」光孝天皇

日本語の意味を英語に翻訳し、

どうしてこの句にしたのかという理由もつけて。

日本では春に若葉が咲いたころでも雪が降ることもある。

あなたのために一生懸命書道で書いてみました。

あまり雪というものをご覧になったことはないかもしれませんが、

春と雪が重なる微妙な季節の柔らかさが好きです。

 

これをアメリカへフェデックスで!

 

すごい感激されたそうです。

でも、アメリカと日本ですからたまにFavceBookでやり取りする程度。

 

そんな中悲劇が起こる、

彼女のご主人が自動車事故で突然亡くなることに。

 

大変心配したそうですが、ご主人を知っていたわけではないため、

様子を見守ることにしたそうです。

 

3か月ぐらい経ち、少し旅をしてみるということで、

せっかくならば日本にお越しになればいい。

と伝えたところ、

日本の京都に来てくれたそうです。

 

お茶や豆腐などを一緒に食べ、歴史に触れ、

川辺で昔の日本の暮らしなどを話して帰国された。

 

それから、彼女は大学のサテライトゼミで日本の文化や歴史を学び、

東京の大学に短期留学でくることに。

 

それからも日本という文化について勉強し

二人で翻訳をして本を出版し、

そして、なんとなんとめでたく来月結婚することになった。

 

実はその男性が、幼馴染なのです。

穏やかな男性で怒ったこともみたことがない。

結婚式には、やはり着物で出席してお祝いをする予定です。

 

いろいろな出会いもあるんですね。

 

カウンセラー ココロのオアシス 代表 ぶれんだ