会社で役員まで上り詰めた上司。もう59歳。
お嬢さんは今年社会人でなんと会社に就職してきた。
お父さん同様に積極的でハキハキ。とても好印象。
そんな有名な親子。お父さんは仕事以外でも多趣味で有名。
ギターを弾きバンド活動、そして、作曲もこなし、
あちこち一人で旅にでる。
なんとも羨ましい。
役員になり、会社から一つの国の社長を任される。
娘さんもきれいで同じ会社に就職。
そんな順風満帆な家庭だった。
なのに、離婚するという話が入ってきた!
離婚って、何もかも手に入れたはず、
お金も名誉も地位も、きっと会社の株もごっそり買ってるはず。
あちらこちら飛び回って、子供も大きくなり、
楽しい人生を謳歌している、なにを今更離婚て!
これまた、若い女性との再婚。
「ええええええ~~~~」そんな飲み屋の女性と。
あるある、である。
そして、財産は前妻や子供たちにあげてしまったらしい。
仮にも赴任先での社長だから、これからも稼ぐことはできるはず。
求めたものは、「愛と癒し」
もうお金は持っていてもしかたがないんじゃないか。と考えたそう。
そうは言っても、多少はあるでしょうが、
家と預貯金は全部前妻に渡したそうだ。
そして、愛と安らぎを手に入れたとのこと。
家に疲れて帰ってきたときに、癒されたい。
飲み屋にわざわざいくのではなく、自宅が癒しの場になりたい。
もう60前、あの世にもっていけるものはないわけだから、
残りの人生は癒された生活を送りたい。と。
まあ役員なので、定年はないのだし、
この先も過酷に仕事するならば、
安らぎを求めたいという気持ちもわからなくもない。
でも、リスクを冒して離婚するとは勇気があるのもすごい。
実は、こういったケースは非常に多い。
仕事で成功し、バリバリ働く男性たち。
現地の女性と親しくなり、いつしか本気になる。
また、男性の場合、
不倫がばれても大きな痛手を負うことは少ない。
一旦飛ばされたり、降格されたりはするが、
力があれば必ず現場復帰し、同じポジションに戻ってくる。
やはり男性優位の日本社会がここでもわかる。
不倫は文化といった発言もありましたが、
社長も男性だとそういったことに寛大になる。
でも、癒しや愛を求めて50代最後に離婚し再婚する男性心理。
わからなくもない気がする。
だってしんどいもん。
いい年を昼にカップラーメン啜りながら仕事して
癒された生活ができるなら、
最後の最後は「あー人生幸せだった」と言えると思う。
しばらくして、会社に勤めていた前妻のお嬢さんは会社を退職して去っていった。
やっぱりバツが悪いと考えてしまったんでしょう。
何を求めて暮らすのか。
人それぞれ違うとは思うけど、
もう寂しい思いをして暮らすというのは避けたい。
と考える人が非常に多いということ。
再婚して幸せになれるならば、一番いい。
ココロのオアシス 代表 ぶれんだ